将来の判断能力の低下に備え、任意後見契約を締結するという方法があります。 成年後見制度には、本人の判断能力が低下してから家庭裁判所が後見人を選任する法定後見と、判断能力があるうちに本人が契約する任意後見があります。 任意後見では、どなたに後見人になってもらうか、一人暮らしが難しくなった場合にどのような施設に入り...
ご実家の所有者が高齢の親御さんで、その親御さんが認知症で判断能力が低下している場合、成年後見制度を利用しないと、ご実家の売却は進められません。家庭裁判所への成年後見の申立てを検討しましょう。 成年後見の申立ては弁護士が代理ですることもできますが、自治体の窓口でも、相談に乗ってもらったり、申立書の作成を...
遺言書を作成する意味 遺産の中に、相続させたい相手が決まっている不動産や、財産的価値のある貴金属、株式などがあるのでしたら、遺言によって、誰に何を相続させるかを決めておくことが、お子さんたちを争いから守ることになります。 遺言書の作成方法 遺言書の作成方法のうち、よく使われ...
離婚の際に決めなければならないこと 婚姻届を提出すればいいだけの結婚と違って、離婚をするためには色々と決めなければならないので大変ですよね。特にお子さんがいる場合には、親権や養育費、面会交流について決めなければなりません。夫婦で分けなければならない財産が多くある場合も、話し合いは大変だと思います。離婚...
親権とは 未成年の子がいる場合、夫婦のどちらが親権者になるかを明記しなければ離婚届は受理されません。離婚後に決めることが許されているその他の問題(養育費、面会交流、財産分与、慰謝料、年金分割)とは、重要度が異なるのです。ちなみに、親権者とは、未成年の子を養育監護し、財産を管理し、子を代理して法律行為を...
なるべく対立しないで話し合いを 別れた相手と、離婚後にも細かい連絡調整が必要なのはストレスですよね。とはいえ、離婚して夫婦は他人になっても、子どもにとっては2人ともずっと親。子どものためにも、なるべく工夫して交流を続けたいですね。 当事者どうしでは話が進まない場合は、離婚後でも家裁の調停...
財産分与とは 財産分与とは、結婚している間に夫婦の間で増えた財産について、それがどちらの名義であろうと、原則2分の1ずつ分配して清算するものです。夫婦として暮らす中で増えた財産が「共有財産」といって対象になるため、結婚前に得た財産や相続財産、そして別居後に得た財産などは含まれません(特有財産)。不動産...
まずは安全確保 第1段階としては、安全の確保が何より重要です。一時避難または別居して法的手続きを取りましょう。自治体や警察に相談しても避難の支援をしてもらえます。 保護命令 もし身体的暴力やひどい脅迫があって、今後も身の危険がある場合は、保護命令の申立てができます。保護命令...
精神的DV(モラハラ)とは それは精神的DV(モラハラ)の典型です。身体的暴力がなくても、深刻な被害を受けている方は少なくありません。例えば、被害を受けている方は次のような状態になります。相手に対して恐怖心が消えず、そばにいるだけでびくびくしたり、話しかけられるとドキッとしたり、相手が帰ってくる時間に...
不貞慰謝料請求とは 夫婦の一方が、第三者と性的関係を持った場合には、配偶者の権利を侵害する不法行為となりますので、不貞行為をした配偶者に加えて不貞相手も慰謝料を支払う義務を負います。 不貞相手に対し慰謝料を請求するには、その相手が誰か分かっていることと、性的関係を示す証拠が必要です。ご相...
離婚に向けた協議・法的手続、財産分与や慰謝料、養育費や婚姻費用の請求、親権や面会交流、DV(家庭内暴力)への対応、不貞行為への法的対処など
判断力が不十分な方を支える「成年後見」、遺産の手続きを円滑に進める「相続」、人生の整理と準備を行う「終活」をサポートしています。